Showing posts with label 社員研修. Show all posts
Showing posts with label 社員研修. Show all posts

March 18, 2016

京都美山町にて「鹿の解体」生産者を巡るプロジェクト!


3月15日(水)、バハルボールグループ全店お休みをいただいてスタッフみんなと社員研修に行ってきました。

これまでバハルボールの社員研修はスペインのレストランやワイナリーを巡ることが多いのですが、今回はいつも食材を届けていただいている地元京都の生産者を尋ね、その生産現場に向かいました。


本日、向かった先は京都府南丹市美山町




「美山」というと、「かやぶきの里」「芦生原生林」という言葉を聞かれた方もおられるかも知れません。当日の朝は3月も半ばに差し掛かっているのですが、まだ少し肌寒く感じる中、今回参加するスタッフが2台のパエリアバスに乗り込み、美山町へ向かいました。(ちょっとした大人の遠足です。栞は無かったようです)

今日の予定は「観光農園 江和ランド(えわらんど)」にて里山のお話。お昼は近くのレストランにてジビエ料理をいただき、そして江和ランドに戻って鹿の解体体験を行います!

美山町は、京都市内から車で山を越え1時間半もあれば到着できる、まさに風光明媚、自然の眺めが清らかで美しい里山です。バハルボールグループの本店であるラ マーサ(寺町二条)から丸太町通りを西へ進み、福王子の交差点から鳥獣戯画の高山寺や紅葉で有名な高雄エリアを抜けて行きます。昔に比べるとトンネルも開通したこともあって美山町はずいぶん近くなった気がしますね。

赤い鉄橋を越え、茅葺き屋根の家が集まる集落を抜け、少し進むと「観光農園 江和ランド」に到着。宿泊コテージや貸し農園などがあって自然に囲まれて田舎でのんびり過ごせる素敵な施設です。このまま街の雑踏を離れて、のんびり過ごしたいって誘惑に駆られそうです~♪


里山の自然の営み、熊、猪、鹿といった獣や、山菜、キノコなどの山や川の生態を伺う!




今回の研修をコーディネートしていただくのは、江和ランドの職員であり猟師でもある鹿取悦子(かとりえつこ)さん。(「鹿取」ってその名前、神からの思し召しのようです)

鹿取さんは京都の大学で林学を学び、芦生原生林にて研究。島根県の獣害調査で山村に入っていた頃、鉄砲が必要だと決心されて、鉄砲の免許を取得。山を歩ける、犬と一緒に仕事をするのが楽しく、小学生のお子さんもおられる笑顔が素敵なお母さんです。(南丹市で狩猟免許を持っている女性は二人だけだそうです、鹿取さんは「狩猟ママ」ですね)


京都府では熊の猟はできない(福井県はできるなど地域によって異なる)のですが、熊肉が一番美味しいそうです。皮を剥いだり、肉を炊くだけでもどんぐりの香りが周りに広がるそうです。(鼻から思いっきり吸い込む香りを想像するだけでヨダレが出てしまいそうです。。)

美山の川は日本海へ流れ込む由良川の源流の1つだそうで、この辺りは冬は雪深い日本海側の気候になるそうです。そんな美山の川魚は全国でも美味しいと評判の鮎をはじめとし、アマゴや鰻など自然の豊かな恵みがすぐ目の前にあるようですが、美山に移り住んで15年ほどの間にそんな環境も大きく変わってきているようです。

特に鹿の増加による環境の変化は獣害としても大きな課題となっており、人の生活環境だけでなく、山や川の自然環境にも大きな影響を及ぼしているそうです。鹿が増えたことから鹿の餌である下草が食べ尽くされてしまい土壌が現れる山が増える。そして土壌が現れると山の保水力が落ち、土砂が川へ流れ込む。その土砂が川の瀬や縁に貯まってしまうことで、小魚が隠れたり餌である苔など生育環境が無くなってしまうそうです。それも自然の営みと考えることもできますが、自然の保護という観点からも鹿の調整駆除も行われているということです。

江和ランドでは農業もされており、アヒージョなど使えそうな唐辛子を干した鷹の爪が良い感じでできていたので購入させていただくことになりました。


田歌舎にて鹿肉アラカルトのジビエランチ




お昼は、再び車に乗って10分ほどで到着する「田歌舎(たうたしゃ)」にて鹿肉アラカルトのジビエランチをいただきました。田歌舎は農業、狩猟、採集を軸とした自然と密着した自給自足のライフスタイルを実践されており、江和ランド同様、さまざまなアクティビティを体験できるようで、そのライフスタイルを取り入れたレストランも経営されています。田歌舎での鹿狩はチームで行うということでひと冬(11月15日~3月15日)で100頭ぐらい捕るそうで、江和ランドも含め、他の組織などから年間200頭ぐらいの鹿が集まるそうです。


<本日のメニュー>

  • 自家製パン
  • テリーヌ(鹿のアキレス腱を煮込んでゼラチンを取る)
  • 鹿のレバースモーク
  • 鹿のハツ(心臓)スモーク
  • 鹿の長期熟成型プロシュート(1年熟成。寒い時期に作っておられ、塩漬けして、猪のラードを塗って干す。梅雨時期を越せるか研究中)
  • 美山牛乳のチーズ(いつもはヤギのチーズだけど、今は仔山羊なので乳が取れない)
  • サラダ(野菜は田歌舎の農場にて収穫、ドレッシングには鹿ぶしを粉にして隠し味)
  • 鹿のシチュー(野菜ゴロゴロ、肉ゴロゴロ、おかわり自由♪ 私はおかわり3杯しましたよー)
  • 鹿のケバブ
  • 里芋の揚げ

鹿の内蔵は食べない部位になっているようなんですが、スペイン煮込み料理「カジョス」にすることで鹿の内蔵も可能性あるかも知れませんね。


食肉である前に一頭の鹿、生命の尊さを包丁を通して感じる




お腹も満たしたことなので、再び江和ランドに戻って「鹿の解体」が始まります。

江和ランドには鹿を解体できる小屋があります。床はコンクリート打ちっ放しで掃除も容易で、エアコンも装備されており、衛生面でもしっかり整備されているようです。

その解体小屋には、二頭の鹿が吊るされていました。すでに内蔵は掃除された後で、ダニなどの昆虫を取り除くために水に沈められていたこともあってか全身の毛皮は濡れていました。今はまだ寒い時期であったこともあり臭いもありません。

心の準備はしていましたが、そんな二頭の鹿を目の前にすると、やっぱり少し動揺してしまいした。横にあるテーブルにはとても丁寧に研がれた解体用の包丁が数本並んでいます。その使い込まれた包丁は解体に対しての心構えと、少し安心感すら感じた気がします。

後脚の片脚のスネの辺りにロープを掛け、天井から鹿が吊るされており、その足首あたりに包丁を当てワインのキャップシールをカットするようにで皮をカットすると少し皮がずれ落ちる。そして解体が始まりました。

まずは全身の毛皮を剥ぎ取る作業を行います。毛皮の毛が肉に付かないように注意しながら、刃物と逆の手で皮を持ち、皮と肉の間に刃物を入れて、皮を剥ぎ進める。関節まではスムーズに剥ぐことができる。毛皮が剥がれると、みるみるうちに食肉に変わっていきました。


<解体手順として>

  • ロープで吊っていない後脚のスネから先(蹄)をカットして、モモ肉から切り出し
  • 二頭の鹿ということもあり、リブ付きロースの切り出しと、ロースとリブを別けた切り出しを行う
  • 希少部位である内ロース(ヒレ)を切り出す
  • リブとロースを別けた方は、リブの間の肉も雑肉として削ぎ出す
  • レバーとハツは食用として切り出す
  • 顎裏からタンを切り出す
  • 雄鹿の角をのこぎりで切り出す






今の時期の鹿は痩せており。実際は旬ではないそうで、8月、9月の栄養価が高い夏鹿であれば油も乗っており美味しいらしいのですが、鹿取さんをはじめ猟師の方々は他の仕事も多く夏は猟には出ることが少ないそうです。

「奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」(猿丸太夫)

という和歌にもありますが、秋になるとよく鳴いているし、秋の雌も美味しいとよく言われるそうです。ちなみに鹿肉はチョコレート色が美味しいとされているようです。


今回解体した鹿肉はバハルボール各店でもお出しします。詳しくは各店舗までお問い合わせください。

今後もバハルボールはさまざまな生産者の元へ出かけて行きます。素材の背景や物語を体験・経験し、生産者とお客様とを繋げることで、私たちのもっとも大切な「伝える」仕事が生まれていくと考えております。





<今回お世話になった方々>


観光農園 江和ランド(えわらんど)
・鹿取悦子さん
・佐藤さん
・ちーちゃん

田歌舎(たうたしゃ)
・藤原さん
・新田さん


ちなみに、今年の春、江和ランドでは福島県に行って美山に遊びに来てもらう子供たち(小学生4年生から)を募るようです。この企画は2011年から開催しており、当時は精神的に不安定だったけど、あれから5年、ずいぶん落ち着いて来ているとのことです。ボランティアで京都の高校生が活躍しているようで、今年度のボランティアを絶賛募集中だそうです!!

2015年は30名ぐらいの子どもたちが参加。私たちバハルボールもパエリアバスにてパエリアを焼きに行ってました!(その時は猪のパエリアでした♪)


スペイン海鮮料理 LA MASA(ラ マーサ)
http://www.lamasa.jp/

スペイン炭火焼料理 EL FOGON(エル フォゴン)
http://www.elfogon.jp/

スペイン食堂 La Gallega(ラ ガジェガ)
http://www.la-gallega.jp/



バハルボール 採用情報



パエリアバス

August 10, 2015

スペイン研修 ~テーブルセット編~

こんにちは。ラ ガジェガ店長の三嶋です。

スペインのマドリッドへ研修のご報告です。前回より続いております。マドリッド渡航のブログ3発目です。今回は テーブルセット編。


何を書こうかと迷って今回は最近個人的にハマっているテーブルセットを記事にしようかと思います。

店に入って目に飛び込んでくるグラスの反射光、パリッと敷かれたテーブルクロス、卓上をデザインするカトラリーやお皿、キレイに折られたナプキン。僕、それらが単純にカッコよくて好きなんです。

少しマニアックですかね?(笑)

それは豪華なものが良いとか、紙ナプキンじゃしょぼいとか、そういう見え方ではなくてそれぞれの店の一表現として、そこから店のスタイルやお料理の盛り付けだとかを推測するのが楽しいんです。



例えばこのお店。


ここは「BASSAR」という店。この旅で一番印象に残ったセッティングでした。

白を基調とした店内にブルーのグラスが水玉模様を作っている様でとてもいい雰囲気を演出していました。パン皿は和食器の様な陶器のお皿。堅くなく、とてもスタイリッシュなテーブル。


出てくるお料理はどんなのでしょう?

こんな感じです。


ピキージョという赤ピーマンのオイル漬けに詰め物をしたサラダ

毎日の食事で疲れた胃袋を優しく癒してくれた一品。大変おいしく頂きました。

料理もラフでオシャレな仕上がり。こういう、テーブルイメージと料理をすり合わせながら頂くのが面白いのです。




次のお店のセットはこちら

「Tienda del vino」というお店。地元民に愛される街の食堂という感じ。紙のテーブルクロスにカトラリーはお皿に乗ってやってくる。


そしてここでのお料理はこちら


アルボンディガスというスペインのミートボール。

飾り気はないですが、シンプルでとにかく味の良いお料理でした。美味しいソースに浸かったフライドポテトがまた美味!食堂な感じがありますよね?(笑)



ここは「La Bola」というお店。どの様な印象を受けますでしょうか?
淡いオレンジ色と白のクロス。足の低いワイングラス。
ここは1870年創業のクラシックなお店です。



出てくる料理はこちら。


コシードというマドリッドの名物料理です。
壺でコトコト一日中炊いて旨みの出きったスープを頂くお料理です。
古いレストランは本当に昔に戻った気がします。(笑)

料理とテーブルのイメージが合致しているとお皿だけでは表現しきれない背景が見える気がします。斬新に映ったり、地元民になれた気がしたり、昔にタイムスリップしたり。

テーブルセットにはその形になった経緯があって、毎日組んでいる人がいて、それぞれがそのお店のスタイルで演出をする。

うちの店は気軽に取り分けて食べて頂けるようにテーブルセットは並べていませんが、それも皆で決めた事。

いつでも誰とでも、ワイワイガヤガヤお食事やお酒を楽しみに来てください。


ではまた次号まで。




スペイン食堂 La Gallega(ラ ガジェガ)
http://www.la-gallega.jp/



バハルボール 採用情報

July 13, 2015

スペイン研修 ~MERCADO (市場)編~

こんにちは。ラ ガジェガ店長の三嶋です。

スペインのマドリッドへ研修のご報告です。前回より続いております。

今回は MERCADO (市場)編。


料理に携わる人達、食事が好きな人達が「新しい味と出会う事」はとてもエキサイティングな瞬間だと思います。大袈裟かな?(笑)

「町」はそれぞれの地形、気候条件、風習などで食べるものが違っていて、市場ってその土地の食文化の地図が描かれている様に思うんです。だから訪れた場所ではいつも市場に行きます。

MERCADO(メルカド)と呼ばれる市場は街のあちこちに有ります。大きな中央市場もあれば小さな地域に根差したものもあり、それぞれが住民の食を支えています。大都会マドリッドも沢山の市場があり、今回行った市場の中には沢山のバルもあったので食材だけじゃなくて気軽につまめるタパスもついつい頂いてしまいました。




MERCADO SAN ANTON
サン・アントン市場

マドリッドシティーのど真ん中Sol駅から北へ地下鉄で2駅程行った所にある市場です。

とても新しい建物で、1階には「野菜」「魚」「肉」「豆」「タパス(惣菜)」屋さんが所狭しと並んでいて2階には色んなタパスが食べられるバルがズラーッと並んでありました。



入ってすぐ目を引くのは色鮮やかな八百屋さん。
色んな種類のトマト。心躍ります。


そしてどの町の市場でもですが、その陳列術にはいつも感心させられます。本当にスペイン人はセンスがいい。トマト2種類とドライフルーツを購入しました。




そして揚げ物屋さん。コロッケだけでもこんなに種類がある。(これでも一部)





タパスは本当に種類がいっぱいで、見ていてお腹が減る。(笑) 当然だけど、「組み合わせて美味しい物」のアイデアのベースが日本人とは違っていて面白い。




オリーブ、ピクルス、アンチョビ、漬物屋さんですね。種類も組み合わせも沢山で彩もいい。串にさすスタイル、スペインでは結構見かけるノーマルな売り方ですが、遊び心が感じられて好きだなあ。




昼食の後に来たのに市場を一周すると食べたくなってつい注文しました。頂いたのはカニカマサラダとサーモンマリネのモンタディート(パンタパス)。ご馳走様でした。(笑)


一週間じゃとても分からないけど、マドリッドの普段の生活に少しでも近づきたくて皆が食べているもの、その組み合わせ、食べ方、空気感、そういう感覚を市場で探していました。


「スペイン料理」を食べるという感覚ではなく、「その土地の食事」を頂くという感覚で見るマドリッドの市場。大変面白くて、勉強になりました。


(近日、まだまだ続きます。乞うご期待!!)





。。。。。。。。。



スペイン食堂 La Gallega(ラ ガジェガ)
http://www.la-gallega.jp/



バハルボール 採用情報

July 6, 2015

スペイン研修 ~マドリッド( Restaurante Botin)編~

こんにちは。ラ ガジェガ店長の三嶋です。

5月の頭からガジェガに異動となり、この店で働いております。ご家族、カップル、女子会、仕事帰り、ご旅行の方、地元の方も外国の方も、この三条京阪には沢山の人達が集まり、それぞれの特別な時間を楽しんで行かれます。「今日の夕食」は一回しかありませんし、胃袋にも限りがあります。(笑) その一回にラ ガジェガをお選び頂ける事は嬉しい事だなとつくづく思います。


スペインの味、空気感を皆様にお届けするのが私たちスペイン料理人の仕事。
現地の空気、フィーリングをたまに充電しておくことは私にとって店の行先を定める為の大切な時間になっています。今回、異動する前に一週間の時間を頂き、スペインのマドリッドへ研修に行ってまいりましたので、遅ればせながらちょこちょこ記事にしたいと思います。どうぞ、お付き合いくださいませ。


マドリッドの名店「Restaurante Botin」、やはりこのお店から始めたいと思います。

1725年創業、世界最古のレストランとしてギネスブックに認定されているお店。3フロアに分かれた客室はレトロで年代を感じる。それぞれのフロアが別の顔をしているというか雰囲気が全然違っていて、今度は違うところに座ってみたいと思いました。クロスの敷かれた店内はピシッとして気持ちが良かったです。


カマレロ(サービスマン)の手さばきや振る舞い、そしてお客様との「距離感」の取り方や縮め方を感じる事が出来た今回の旅の始まりの店。


キッチン内はとても忙しくフル回転で、横から焼いている所を見せてもらいました。コシネロ(料理人)は優しく、質問にも全部答えてくれました。感謝、感謝。



こちらでは美味しいと評判の二品を


ソパ・デ・アホ(ニンニクのスープ)
ニンニクの香りは香ばしく優しい。鶏ガラやハモンの香りがしっかり感じられるスープを吸いこんだパンを食べるという感覚の料理。


コチニージョ(子豚の丸焼き)。これは食べておかないと。
前日から下味を付けた子豚をジャガイモと一緒にじっくりロースト。お店の石釜は創業時から同じものを使っているのだそうです。


本当に美味しい。そして贅沢な時間です。

昔のこの辺りを勝手に想像してみたり、300年近く前を生きた人と同じ物を食べている事にロマンを感じてみたり。(笑)

マドリッドでの最初のレストランに選んで良かったです。また行きたいお店です。


下記、研修レポート続いております。



。。。。。。。。。



スペイン食堂 La Gallega(ラ ガジェガ)
http://www.la-gallega.jp/



バハルボール 採用情報

November 13, 2014

毎回、感動する「スペインの素晴らしい世界」

FullSizeRender.jpg


皆様こんにちは、エルフォゴンの林田です。

今年の9月17日〜25日までスペイン研修に行ってまいりました。

今回の目的は「トータルコーディネート」。
料理の技術や現地でよく食されている料理、テーブルセッティング、料理のサーブの仕方、伝統的クラッシックな料理から最新モダンスパニッシュまで。

土地土地によって、これほどまで調理法が違い、扱う料理だけでなく、サービスとして演出も違う。まさに驚きの連続でした。
例えば、サービスでは、一皿一皿丁寧に持って来て説明してくれたり、80cm程ある大きな大鮃(オヒョウ)の丸焼きを目の前で取り分けてサービスしてくれたりと見せ方・演出ともに素晴らしいものでした。料理では、イエクラ(ムルシア)で液体窒素を使って新しい「食感」を感じさせるモダンスパニッシュ、、、

本当に『ワクワク』させてくれます。

IMG_9675.jpg


バスク(ゲタリア)では、素材の良さを損なわないようにカツオのコンフィにはバージンオイルではなく、ピュアオイルを使ってカツオの繊細な旨味を生かすという基本的な事であったり、鱈のココチャ(喉肉)のゼラチン質を活かして粘りのあるグリーンソースを作ったりと、スペインの調理場で行われているちょっとした工夫など色々教えていただきました。

そして、一番強く心に残った事は、「スペイン人の寛大さ」です。
行った先々全てで、まるで同じレストランで働く仲間の様に、とても心良くもてなしてくださいました。

日本で働いていて、スペインと日本を比べるとすごく違いを感じる事があります。それは、スペイン人の『心の深さ』『楽しみ方』『親切心の強さ』です。スペインに行く度にいつも感じ、その気持ちを受け止めて、持って帰り、スタッフやお客様に伝えます。すると、みんな「スペインってすごい!」ってなるんです。

今回の旅でお世話になったスペインの方々に感謝の気持ちを込めて、これからまたスペインに関わっていく人達に色々伝えていこうと思います。

ありがとうございました。

エルフォゴン料理長 林田 洋樹

スペイン炭火焼料理 EL FOGON(エル フォゴン)
http://www.elfogon.jp/


バハルボール 採用情報

November 9, 2014

カバの聖地ペネデス「エメンディス」、カタルーニャ料理をその食卓で堪能!!

Hola!!

皆様こんにちは、ラ マーサ料理長の神永です

少し前の事になりますが、2014年9月15日〜26日までの10日間(滞在は8日間)ラ マーサはお休みを頂き、バハルボールオーナー木下、ラ マーサ店長三嶋、エル フォゴンの料理長林田と、私の4名で京都からはるか西へ1万キロと少し、スペインのワイナリーとレストランへ研修旅行へと行ってまいりました。



先日ラ マーサにて開催された「エメンディス」のメイカーズディナーにて、本物のカタルーニャ料理を見て、食べて、飲んで、僕たちが感じたスペインをお客様にも味わって頂こう!!というのが旅の目的です。

というわけで、行って来ましたカバの聖地!カタルーニャ地方ぺネデスのワイナリー

「エメンディス」!!!

オーナーのアンナさん、ご主人で醸造家のジョルディさんに温かく迎えて頂きました






ここで「カバとは何ぞや?」という方に軽く説明をしたいと思います

季節は丁度、ウバ(葡萄)の収穫期
目の前で収穫されたウバを搾り、
ジュースにして、温度を管理しながら1次発酵




酵母と糖分を添加して瓶詰めしてから
瓶内2次発酵をゆっくり行うために地下15メートルのケイブ(洞窟)へ




なんとこのケイブ、その昔間違って掘ってしまった地下鉄のトンネルを使用しているそうです。さすがスペインこんなスケールの大きな間違いをするとは・・・

このトンネ・・いやいや、ケイブで瓶内2次発酵が行われますが
最低でも14ヶ月寝かされます、(カバの種類によっては36ヶ月以上)
熟成されたカバはその後、ゆっくりと瓶の中の澱を先に集めて(動瓶)先端を凍結後、澱を取り

コルクを付けラベルを貼り、完成!!




ぶどうの収穫から約2年の時間を経て、
私たちの食事を楽しむために手元に届けられるのです。


醸造所を見学した後、ジョルディさんの自宅へ招いて頂いてカタルーニャ料理を一緒に作りました。

料理の勉強でもありましたが、その辺はスペイン人、早速飲みながらのレクチャーです!!



教えて頂いた料理は5品

どれもカタルーニャの伝統料理でエメンディスのワインによく合う品々でした。
これらの料理は神永が腕を奮って、先日ラマーサにて開催されたメイカーズディナーにて再現いたしました!!(今後のオンメニューは乞うご期待!)




今回の研修ではこの後4つのワイナリーを廻る長旅でしたが、私の感じたものではこのカタルーニャ料理が1番インパクトがあり、まさにスペインど真ん中!!

もちろんこれだけではない様々なスペインを感じてみて味わってきたので、上手く自分の中で消化、吸収して料理を通してお客様に伝えられるように頑張っていきます。

どうぞ宜しくお願いします。

ラマーサ 料理長 神永

エメンディスの詳細は「ワインコレクション」をご覧ください。
http://www.bajarbol.jp/emendis.html

スペイン海鮮料理 LA MASA(ラ マーサ)
http://www.lamasa.jp/




バハルボール 採用情報

November 5, 2014

スペインのナバラ地方のワイナリーオーナーに調理講習して頂きました♪





本日は、スペインのナバラ地方のアスル・イ・ガランサというワイナリーのオーナーで、醸造家のダニエル サンチェス ノゲ氏(写真左)が来日し、ラ ガジェガにてワインの講習と、調理講習をして頂きました。

このような社員研修は初の試みでしたので、みんな楽しみにしていました。


あまり知られてはいないのですが、スペインの北東部には砂漠地帯があり、そこにある唯一のボデガ(ワイナリー)がダニエル氏のものなのです!

ダニエル氏は自然なワイン造りを実践され、有機栽培されています。いわゆるビオワインです。
そんなダニエルのビオワインに合うお料理は、「魚介のフィデウア」。フィデウアとはパスタのパエリアの事です。そのフィデウアに付け合せるアリオリソース(ニンニクと卵のマヨネーズ)も手作りします。ひまわり油を使うのでとってもヘルシー♪










紋甲イカや芝エビを豪快に入れて、ゆっくり炒めます。









そこに魚介のスープを入れて、暫く煮込みます。その間にワインの講習をして頂きました。








6種類のワインを試飲しながら、ダニエルのワイン造りのフィロソフィーにスタッフ全員聞き入っていました。特に、「体に悪い物は取り入れたくない」、という事で、農薬は一切使わず、ハーブを煎じたものを畑に撒いたりして、ブドウの樹にエネルギーを与えたり、抵抗力を増したり、健康なワインを作る為の様々な工夫をされています。話を聞けば聞く程、ダニエル氏のワインが好きになりました。



ワインの講習後は、フィデウアを入れてしばらくしたら完成!









出来たてのアリオリソースはこんなにツヤツヤです!








お皿に盛りつけて、アリオリソースに絡めて頂きます。ダニエル氏の人柄が表れる、優しいお味でした。








最後にみんなで記念撮影♪
ダニエル氏は日本が大好きでまた来たいとおっしゃっていました。。そして「ナバラにも来てね」と。
今回の研修に多大なるご協力を頂いた株式会社モトックスの河野さま、小森さま、ありがとうございました。



バハルボール 採用情報