August 10, 2015

スペイン研修 ~テーブルセット編~

こんにちは。ラ ガジェガ店長の三嶋です。

スペインのマドリッドへ研修のご報告です。前回より続いております。マドリッド渡航のブログ3発目です。今回は テーブルセット編。


何を書こうかと迷って今回は最近個人的にハマっているテーブルセットを記事にしようかと思います。

店に入って目に飛び込んでくるグラスの反射光、パリッと敷かれたテーブルクロス、卓上をデザインするカトラリーやお皿、キレイに折られたナプキン。僕、それらが単純にカッコよくて好きなんです。

少しマニアックですかね?(笑)

それは豪華なものが良いとか、紙ナプキンじゃしょぼいとか、そういう見え方ではなくてそれぞれの店の一表現として、そこから店のスタイルやお料理の盛り付けだとかを推測するのが楽しいんです。



例えばこのお店。


ここは「BASSAR」という店。この旅で一番印象に残ったセッティングでした。

白を基調とした店内にブルーのグラスが水玉模様を作っている様でとてもいい雰囲気を演出していました。パン皿は和食器の様な陶器のお皿。堅くなく、とてもスタイリッシュなテーブル。


出てくるお料理はどんなのでしょう?

こんな感じです。


ピキージョという赤ピーマンのオイル漬けに詰め物をしたサラダ

毎日の食事で疲れた胃袋を優しく癒してくれた一品。大変おいしく頂きました。

料理もラフでオシャレな仕上がり。こういう、テーブルイメージと料理をすり合わせながら頂くのが面白いのです。




次のお店のセットはこちら

「Tienda del vino」というお店。地元民に愛される街の食堂という感じ。紙のテーブルクロスにカトラリーはお皿に乗ってやってくる。


そしてここでのお料理はこちら


アルボンディガスというスペインのミートボール。

飾り気はないですが、シンプルでとにかく味の良いお料理でした。美味しいソースに浸かったフライドポテトがまた美味!食堂な感じがありますよね?(笑)



ここは「La Bola」というお店。どの様な印象を受けますでしょうか?
淡いオレンジ色と白のクロス。足の低いワイングラス。
ここは1870年創業のクラシックなお店です。



出てくる料理はこちら。


コシードというマドリッドの名物料理です。
壺でコトコト一日中炊いて旨みの出きったスープを頂くお料理です。
古いレストランは本当に昔に戻った気がします。(笑)

料理とテーブルのイメージが合致しているとお皿だけでは表現しきれない背景が見える気がします。斬新に映ったり、地元民になれた気がしたり、昔にタイムスリップしたり。

テーブルセットにはその形になった経緯があって、毎日組んでいる人がいて、それぞれがそのお店のスタイルで演出をする。

うちの店は気軽に取り分けて食べて頂けるようにテーブルセットは並べていませんが、それも皆で決めた事。

いつでも誰とでも、ワイワイガヤガヤお食事やお酒を楽しみに来てください。


ではまた次号まで。




スペイン食堂 La Gallega(ラ ガジェガ)
http://www.la-gallega.jp/



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