May 2, 2013

石チョンムン、初のスペイン研修「パエリアの故郷を訪ねて」






こんにちは。

今年の1月にスペインへ研修に行ってきた、EL FOGONの石 晶文(セキ・チョンムン)です。

僕が行ってきた街はスペインの東にあるValencia(バレンシア)というパエリア発祥の街でした。

研修中いろいろ料理を食べましたが、やっぱり本場のパエリア、Paella Valenciana(バレンシア風パエリア)には驚かされました。

まず出てくる量が多い!

2人前注文したのに出てきたのは4人前はありそうなサイズのものでした。(パエリアだけでお腹一杯でした。。。)

色は茶色と緑がメインで彩りのないものでした。

しかし、食べてびっくり味の深みが今まで食べてきたものとまったく違っていました!!

入っている食材(鶏肉、ウサギなど)からは濃厚なブイヨンが出てニンニクとパプリカがいいアクセントをつけていました。

その一見くどそうなものをローズマリーの独特な香りで少し爽やかに仕上がっていたのが、日本でパエリアを作っている僕にとって衝撃的でもあり、勉強にもなりました。






CAMARELO(カマレロ:給仕、サービス担当者)達の接客にも楽しませてもらいました。

料理がテーブルに運ばれてくるなりすぐに写真を撮っていた僕らに、君たちを撮ってあげるからカメラを貸してと、言われたので撮影をしてもらうことに。

普通に写真を撮ってもらい、ありがとうと言いながらカメラを受取ろうとすると、CAMARELOの手が滑りカメラが宙になげだされてしまいました!

やばい!と思い必死で受取ろうとすると、CAMARELOの手にはしっかりカメラのストラップが握られていて笑顔でジョークだと言われました。

僕はこのパフォーマンスのおかげで緊張がほぐれ楽しく食事をすることができました。

その他のレストランでも、熱い料理が一皿で出てきてなかなか手を付けないと、すぐに一人ずつ取り分けてくれたり、汚れたお皿をすぐに綺麗なものと交換して常にテーブルの上を綺麗にしてくれていました。



緊張をほぐすために色々なサービスやパフォーマンスをして楽しませながらも、お客様への気配りを忘れず丁寧なサービスをされているのを見て、まだまだお客様に楽しんでいただける方法があるんだと感じさせられました。

次回はもっと面白いこと、もっとスペイン的なことを持って帰ってこれるよう、今からしっかり勉強していきます。



石 晶文