December 10, 2011

カヴァの聖地、ペネデスよりEmendisを訪ねて

プロフィール
ワイナリー名:Emendis(エメンディス)
品種:マカベオ、チャレロ、パレリャーダ
Web: http://www.emendis.es/Facebookページ

イベント・キャンペーン
・2011年6月8日: 「京都でペネデスとラマンチャを訪ねよう。」ワインセミナー

アルヒベスの訪問記
日時:2011年11月20日
場所:ヴィラフランカ(ペネデス県)

ハバルボール全店でお馴染みのカヴァ、エメンディスの訪問記です。
バルセロナからレンタカーでヴィラフランカまで約1時間。目的地に着くとジョルディー氏(オーナー、アンナ氏の旦那様)が迎えに来てくれました。

ワイナリーに連れて行ってもらうと、オリーブの木々がお出迎え。丁度熟していたので、食べてみると苦くてねっとりしていました。「これがオリーブオイルになるのか!」と納得。それから葡萄の圧搾機などの機械を見せてもらい、カヴァの醸造行程を教えていただきました。タイムリーに瓶内二時醗酵中のボトルも見る事が出来ました。



熟成:地下蔵は15mも深く掘られていて、そのことからEmendisのカヴァはIMUM(ラテン語で「深さ」)と名付けられています。「動瓶」と言って,5〜6週間に渡って毎日瓶を1/8回転ずつ両手で左右に揺らしながら回し、傾けていき、瓶の側面にたまっていた滓を、瓶口に集めていく作業があり,なぜ1/8回転するのかというと、それが一番滓が集まりやすいということでした。

私が初めて目にしたのは、カヴァの打栓前のコルクです。タンク内の温度は醗酵を止める為に15度に保たれていて(ちなみに醗酵途中は20度)、そちらを飲ませていただきました。まだ一次醗酵の途中でアルコール度数は9度くらいと低かったのでオーストリアのホイリゲのようでした。後に2次醗酵の時に砂糖を加えると更にアルコール度数が上がる為、一次醗酵では9度くらいに留めるそうです。

昔ワインのジュースがそのまま貯蔵されていたという浴室のような部屋も見せていただき、現在では結婚式にも使われているそうです。最後にオフィスの横にあるサロンでできたてのカヴァを飲ませていただきました。日本に来るカヴァは空輸で揺られているので、現地で飲んだ方が美味しかったです。その時、ジョルディー氏にカヴァのマグナムの輸出をお願いした所、快く引き受けて下さいました。

追記:上記のマグナムですが、2013年2月現在は輸入されており、バハルボールでお取り扱いしております。