January 30, 2013

「真実」を意味するワイナリー、VERUM


皆様いかがお過ごしでしょうか?昨年の9月にワイナリー研修に行ってきた時のレポートをご紹介いたします。バハルボールグループ全店で好評発売中のヴェルムです!2月下旬にエル フォゴンで生産者を招いてワインメーカーズバルを企画しております。
詳細が決まり次第こちらのサイトでお知らせいたします。

木下陽子(日本ソムリエ協会認定ソムリエ)

プロフィール
ワイナリー名:VERUM(ヴェルム)
品種:ゲビュルツトラミネール、テンプラニージョ、アイレン、イエルバ、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネ(単一品種で蒸留している)
会社名:ALTOSA
歴史:昔の蒸留所は国営でした。27社あったものが民営化され、残ったのが7社。ALTOSA社はその一つ。VERUMはALTOSAの最高級ブランドですが、両社とも葡萄の搾りかすは使っていません。搾りかすはフランスやイタリアに売られています。モジェラス(ここの場所)がラマンチャ地方で一番ワインを作っています。ラマンチャのワイン処。1788年からのファミリー経営。2000年にカーヴを整地し、樽を運んできました。
CLUB VERUM:スペインのワイナリー「ヴェルム」と、日本の皆様をつなぐプラットフォーム
Web: http://clubverum.com/Facebookページ

イベント・キャンペーン
・2013年2月26日: VERUM night!
・2013年2月1日-26日: VERUMキャンペーン!

ヴェルムの訪問記
日時:2012年9月13日〜14日
場所:Tomelloso(シウダッドレアルから車で移動)

今回案内してくれたのは醸造家、エリアス氏。私たちを葡萄畑に案内してくれたとき、アイレンの収穫のまっただ中でした。幸運にも手積み収穫を間近で見学する事が出来ました。アイレンの特徴は人がしゃがんだ位の低い木、大きい粒、生で食べても甘かったです。


古いものでは樹齢60年のものもあり、ここの土着品種として栽培されています。ピエ・フランコという、昆虫フィロキセラの害を免れ、接木していないぶどうの木がありました。収穫では1つのケースに20〜23kgの葡萄が入っていました。

土壌:石灰岩、石(ライムストーン)が多く、ミネラルが豊富。川に囲まれいて、保湿性もあります。湿度は85%。
カーヴには1〜100年のブランデーが熟成されていました。カーヴは石灰岩で、機械で掘られ、柱はありませんでした。湿度のせいで壁には沢山のカビが生えていました。

特徴:熟成には「ロックキューブ」という四角い樽を使用されています。小さいもので300kg、大きいもので1t。「ロックキューブ」のメリットは丸い樽よりも多く積める、液体に触れる面積が広いので樽の香りが付きやすい、使い終わった後は家具等に再利用しやすい、などいろいろあり、専売特許を取得しています。



同行して頂いたスペインワインと食協会の原田郁美さんがブショネの話をされていましたが、一般的にブショネはカビ臭といわれていますが、雑菌の繁殖も原因だそうで、VERUMは醸造所の衛生管理にとても気を使っているという事でした。

ここでは「アグアルディエンテ」が製造されていて、ブランデーとはポットスチルのシステムが違う、という事でした。アルコール度数は37.5%。

翌日はカベルネソーヴィニヨンの畑も見せて頂き、根っこは3mにもなるということでした。カベルネはアイレンと違い、背丈位の高さがありました。マカベオの樹齢は30〜40年くらいで、機械で収穫する為に2本の枝を伸ばして育てられています。シャルドネやテンプラニージョも隣の畑で作られています。メルローは背が高く、粒が小さく、色調が濃いめでした。水やりはホースで自動的にされています。背の低い木(アイレン)は手作業で行われます。水を多くやりすぎると新しい枝が伸びてしまい、黄緑色の新しい葉が多くなります。樹にはあまり良くないというサインです。
葡萄畑の周りも農作業が豊かな土地で、赤パプリカやタマネギも栽培されていました。エリアス氏は、私たちの滞在が1日だった為、凝縮して色々な体験をさせてくれました。アイレンを手積み収穫させてくれた後に、昼食へ。松の木の下にピクニックの様なセッティング。収穫の際、労働者が実際に食べる料理を出してくれました。Gacha(ガチャ)という、パプリカとオリーブフォンデュにパンとベーコンをつけて食べます。ニンニクたっぷりでスタミナ満点。ワイナリー毎に昼食は違うので、他では食べられない料理を食べさせて頂きました。


夜はエリアス氏のマンションに招待され、彼の手料理を味わいました。地元で採れた食材のみを使った料理。サラダ、ソロミージョ(フィレ肉)。彼が考えてくれた精一杯のおもてなし。本当に嬉しかったです。


醸造家のエリアス氏