今年もバハルボールグループをよろしくお願いいたします!
新年最初の記事は私のスペイン研修の続きです♬
【木下陽子とロス・アルヒベス〜夢のいっぱい詰まったワイナリー見学part1〜】
スペイン全体の約50%にあたるワインが生産されているラマンチャ地方.ワイン生産業者は34,000を越え,そのうちの一つ、アルヒベスワイナリーに行ってきました.アルヒベスのオーナー、マニュエル・モランテ氏も6月のチャリティーイベントの時に、Emendisワイナリーのオーナー、アンナ氏と来日してくれました.前日、Chinchillaという町に着いた時は、何もなさすぎて迷ってしまいました.山の上の方に町はあるのですが、「本当にここで合っているのか?」という不安だらけでした。夜の7時に輸出マネージャーのイグナシオ氏とお会いする事になっていましたので,それまでは山の頂上に車で行き、城跡を見たりして、時間を潰していました.DALIAというレストランで待ち合わせでしたが、すぐに見つかりました(それぐらい小さい町!)。田舎なので、店員さんもスペイン語しか話しません.このような時にスペイン語が必須になってきます.(これからスペインに行かれる方には是非スペイン語を、スペイン語が話せる方には是非英語を習得してから行っていただいた方が,得るものの量が違うと思います.)食前酒を飲んでいると、イグナシオ氏が現れました.私たちは初めてお逢いする方でしたが,日本にも来た事があり,とても気さくな方でした.英語も流暢なので,私や同行していたラ・ガジェガスタッフの三嶋にとっては助かりました.イグナシオ氏と一緒に居たのは馬の調教師のミゲル氏。「明日、乗馬したい?」と聞かれて、「ワイナリーなのに乗馬?」と思いましたが,興味があったので,お願いしておきました.お酒を飲み終えると,すぐ近くの「CASA DEL VINOS」に連れて行かれました。ここはマニュエル氏の所有するゲストハウスで、私たちのようなゲストを泊めるマンションのような場所です.ベッドルームが3つもあり,リビング、ダイニング、キッチンがありました.素晴らしいおもてなしを受けて、非常に嬉しかったです.荷物を置いて,夜の9時頃,イグナシオ氏が迎えに来てくれ,「Tape Artes」というレストランに連れて行っていただきました.このお店はモダンスパニッシュでした。ドライアイスの演出は、最初は「ワ〜!」と驚きがありましたが,何度もされると飽きてきます.食後のジントニックにドライアイスが放り込まれていた時はさすがにイグナシオ氏も、「普通のジントニックが飲みたい」と言っていました(笑)アルヒベス取扱店で,デカンタージュの道具が面白かったです.料理の盛りつけは綺麗でした。
翌日の25日はアルヒベスワイナリーの見学日.朝食はDALIAでパンコントマテ(それしかない)とカフェコンレイチェでシンプルに済ませ、マニュエル氏の車でワイナリーへ。チンチージャの町から8kmの所にアルヒベスワイナリーがありました. ワイナリー公式サイトによりますと、「ワイナリーはチンチージャ・デ・モンテアラゴン(アルバセテ県)にあるロス・アルヒーベス農園の中心にあります。標高約1000メートル、178ヘクタールのブドウ園に囲まれています。ワイン分類では、ビノ・デ・ラ・ティエラ・デ・カスティーリャに属しています。ロス・アルヒーベスは機能的でモダンなワイナリーで、表現豊かなワインの醸造に焦点を合わせデザインされています。またワイナリーは、非常に文化的価値の高い建築物の中にあります。ここでは、伝統、文化、そして良いセンスがワイナリーで使用される技術や最も前衛的な醸造学と完璧な釣り合いを見せています。
ブドウ園、醸造・発酵場、様々な技術、型、そして生産地の温度調整可能な二重構造で、自然マセレーションのステンレスタンク、コパージュやマロラクティック発酵に用いるフレンチオークの開放発酵槽が18体、そしてフレンチオークのフードル樽が4体、バリック部屋、完璧な湿度と温度条件、ボトル倉庫、若く情熱的なチーム。これら全てのお陰で、ロス・アルヒーベスは素晴らしい質の表現力の高いワインを造っています。」ということです。
(part2に続く)