February 4, 2011

EMENDISの工場見学レポート



   猿渡圭介(ラガジェガ、スタッフ)
2010年95
 9時半起床。昨日はフイゴで働いていたフランにいろんなところに連れて行ってもらい、旧市街や、美しいガウディ建築を堪能しました。そして今日はビアフランカに向けバルセロナを出発する日です。サンツ駅に行き、苦労の末、ビアフランカ行きの切符をゲット。14時ごろ到着すると、駅にJordiさんが迎えに来てくれていました。お互いに、カタコトの英語で必死にコミュニケーションを取りあいました。その後、Jordiさんの友達のレストランに連れて行ってもらい、遅いランチをご馳走になりました。ホテルに送ってもらい、明日の約束をして別れました。ホテルで一休みした後、街を二時間ほど散策し、その日は、明日に備えて早めの就寝。
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 7時起床。8時にJordiさんが迎えに来てくれて、工場へ向かいました。まず一通り工場を案内してもらい、従業員の方たちにあいさつしました。それから早速、作業に入りました。ヨナさん(25)に作業の要領を教えてもらいました。次々と運ばれてくるぶどうをベルトコンベアーに流し、葉っぱや、悪くなっているぶどうを取り除く作業でした。流れて行ったぶどうは、実と枝に分けられ、プレス機にかけられます。単純な作業でしたが、スピードと丁寧さが求められる作業で、慣れるまで大変でした。でも、セルジオ君(19)やヨナさんとジョークや下ネタを言い合ったりしながらだったので、とても楽しかったです。お昼は、みんなでカタルーニャ料理の食堂に行きました。
そして、午後の作業では、ぶどうの絞り汁の沈殿を取り除く作業や、発酵させるためのイーストを混ぜる作業でした。沈殿物を取り除く作業は職人技で、パスクアルおじさんの専門でした。そのあと、2時間かけて工場の掃除をしました。搾りかすを集めたり、床をブラッシングしたり、かなり疲れました。18時に仕事を終えて、ヨナさんにホテルまで送ってもらいました。夜はスーパーに買い出しに行ったり、コインランドリーを探しまわったりしました。ご飯は、バルでタパスを食べました。パタタスブラバスとエンパナとクロケッタでした。おばあちゃんが作ってくれる家庭的なお店で、とてもおいしかったです。めちゃくちゃ疲れていたので、ビール飲んで帰ってすぐに寝ました。
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 7時起床。約束の場所に向かい、ルイスさんと合流して工場に向かいました。午前中は昨日と同じ作業でした。お昼も昨日と同じ食堂に行きました。帰りに、ぶどう畑に行きました。セルジオ君の勉強のためだったようですが、ついでに見学させてもらいました。広大な畑でとても気持ちよかったです。詳しい品種とかはわからなかったですが、とても甘くて、おいしかったです。工場に戻って、イーストを捏ねる作業や、プレスタンクの中の掃除をしました。虫がすごくて、とても大変でした。
その後、ヨナさんに地下の倉庫に連れて行ってもらい、発酵中のCAVAを横向きから逆さまにする作業を見学しました。すごい瓶の数と倉庫の広さに圧倒されました。とても涼しくて、この温度が、ワインがよく育つ温度なんだなと思いました。ラベル付けとコルク付けのラインを見学しました。発送待ちの箱がたくさんあって、これは日本に輸出するための物なんだ、と聞いたとき、なんだかとてもうれしくなりました。その後、昨日と同様工場の掃除をして、18時に仕事が終わりました。
この日が最後だったので、みんなと写真を撮って、お別れをしました。Jordiさんを始め、ルイスさん、ヨナさん、パスクアルおじさん、セルジオ君、みんなに優しく接していただきました。とてもたのしかったです。
まとめ
 今回、工場で2日間お仕事を体験させていただいて感じたことは、「生産者の想い」でした。僕たちが日々、何気なくお客様に提供しているワインやカバには、生産者の職人的な技術や、おいしいモノを作りたいという思いがいっぱい込められているんだなと思いました。だから、僕は、そういう想いがお客様まで届くような接客ができるようになりたいと思いました。本当に、いい経験をさせていただいてありがとうございました。